動脈硬化の早期発見に有効 頸動脈エコーが凄い!

脳卒中や心筋梗塞に深く関わるのが動脈硬化。そして動脈硬化の要因とされるのが、脂質異常症や高血圧、高血糖などの危険因子だ。つまり脳卒中や心筋梗塞の予防は、いかに血中脂質や血圧をコントロールするかが重要となる。

これらの指標は、一般的な基礎検診でもカバーされる項目。そのため、自分がどれくらいの危険因子を抱えているのか、定期的に診ておくのが鉄則だ。動脈硬化は「沈黙の病気」と呼ばれることもあるが、何の因果関係もなく突発的に起こるわけではない。検査をうまく活用して、日頃からリスク管理しておきたい。

また、加齢や喫煙によっても、動脈硬化の発症リスクは高まる。男性なら45歳以上で喫煙習慣のある人は、より慎重に血中脂質や血圧の状態を意識しておこう。また、すでに基礎検診の結果から生活習慣改善などのアドバイスを受けた人も、放置は厳禁。動脈硬化は脳卒中や心筋梗塞にかぎらず、脚の壊疽や腎硬化症など、ほぼ全身にわたって病気の発症リスクを招く。動脈硬化対策は、健康管理の基本と言っていい。

では、基礎検診で危険因子が見つかった場合や、動脈硬化ので念が強い時はどうすればよいか?さらに詳しく動脈硬化の有無や度合いをチェックするため、お勧めするのは頸動脈エコーの受診だ。

頸動脈エコーとは、脳に酸素や栄養を送り込む頚動脈に超音波を当てて、血管の動脈硬化の度合いを調べる検査のこと。ここで血管内にプラーク(脂肪の塊)と呼ばれる隆起や狭窄がないかを診て動脈硬化の有無をチェックする。

また頸動脈は全身の血管の中でも、特に動脈硬化が起こりやすい。そのため、体全体の動脈硬化を簡単にチェックするための検査としても有用性が高い。心筋梗塞のほか、狭心症や大動脈解離など様々な病気のリスク管理に有効だ。

すでにMRI検査で頸動脈の血管状態をチェックした人も、頸動脈エコーを受けることをおすすめする。プラークの有無を診る存在診断としては、頚動脈エコーの信頼性が高い。被爆の心配もなく検査時間も5~30分程度なので、是非受けておこう。

なお、頸動脈エコーは人間ドックの基本コースに含まれていないことも多い。費用は千円~5千円と比較的安いので、忘れずオプションで追加しよう。

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