健康診断だけで安心するべからず

健康診断の結果わかる病気、分からない病気

(分かる病気)
●生活習慣病:糖尿病、脂質異常症など
・血液検査で高血糖や高脂血症、尿酸値が高いことが判明した場合は糖尿病などの生活習慣病に注意。とくに40代以上はγ-GTPなどの肝機能に関する数値に気をつけ、異常があれば飲酒習慣の見直しを検討したい。メタボ気味の人は注意しておこう。

○生活習慣病リスクを把握
・会社の健康診断では、血糖値や中性脂肪といった数値を基準に、生活習慣病に関わるリスクがフォローできる。糖尿病や脂質異常症、また動脈硬化による脳卒中や心筋梗塞といったハイリスクな疾病まで関わる検査だ。

▼業種や会社によって検査項目は変わる
・基礎検診は、実施する健保によって検査項目が変動する。脂質(尿酸値)や胸部X線が省かれるケースも珍しくない。8項目を基準に自分が受けている健康診断に何が足りていないかチェックしておきたい。

(分からない病気)
●がん:大腸がん、胃がんなど
・腫瘍マーカーやピロリ菌検査などがある場合を除き、通常の健康診断ではがんリスクを完全にキャッチすることは不可能。加齢や体調の変化で健康状態が気になった場合は、基礎検診だけでなくがんのスクリーニング検査を別に受けたい。

○がんリスクはほぼ対象外
・簡単な血液や尿検査を中心とする健康診断では、がんリスクを完全にフォローすることは出来ない。とくに40代以上の人で一度も全身のスクリーニング検査を受けたことがない人は、がんドックなどの受診をおすすめしたい。

▼がん検査は部位別に最適な検査が異なる
・がん細胞の有無をチェックする検査は、部位によって最適な検査方法が変わって来る。超音波検査でもがんの疑いがある場合は、ある程度病変をチェックすることができるが、各臓器の診断は別にCT検査やX線検査など精密検査を受診しておきたい。

コレがあるなら健診でもがんがわかる

会社で受けている定期健診でも、健保組合などによってはがんリスクに対する検索項目が含まれている場合もある。一般的に多いのは、ピロリ菌検査、腫瘍マーカー、便潜血の3つの検査。これらの検査結果が悪いからといってがんと特定されるわけではないが、受診項目に入っている場合は是非結果に注目しておきたい。

1.ピロリ菌検査:胃ガンの原因となる慢性胃炎を引き起こすピロリ菌をチェック。胃がんリスクを把握。

2.腫瘍マーカー:胃や大腸、肝臓などのがん細胞のスクリーニングに用いられる簡易検査

3.便潜血:消化器系の出血をチェックし、障害の有無を確認する。大腸がんの検査に有効

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