30代 検査項目最強の組み合わせ

30代で気をつけておきたいのは、高血圧や糖尿病などの生活習慣病リスク。また、消化器系のがんの発症も意外と多いので注意したい。

●推奨受診頻度:3~5年に一回

BASIC検査

●基礎健診:全身・血液
・対象となる病気:糖尿病、肝炎、肝硬変など
・費用目安:9000~1万円

この時期最も注意したいのは糖尿病や脂質代謝異常などの生活習慣病。基礎健診で受診する空腹時血糖値などの血糖検査、LDLコレステロールなどの血中脂質検査の結果に注意。

○将来の動脈硬化に備えて空腹時血糖値に注意
血液中の血糖値が上がると、糖尿病だけでなく動脈硬化のリスクも上がる。動脈硬化のリスクが上がれば、脳卒中や心筋梗塞のリスクも招いてしまうので、この時期から将来を見据えておきたいところ。

●X線検査(上部消化管):胃・食道
・対象となる病気:胃炎、胃潰瘍、胃がん、食道がんなど
・費用目安:1万5000円

別名胃バリウム検査。胃や食道、十二指腸の病気の診断に用いられる。消化器官のがんリスクをフォローしておきたい。30代は、この検査か、より手軽さを求めるなら便潜血検査を選びたい。

○最初に注意すべきがんは消化器系
日本の死因トップであるがんは、内訳をみてみるとそのほとんどが胃や大腸などの消化器系。30代でもこれらのがんの発症リスクはあるので、早めに検査を受けておこう。

●超音波検査(腹部):肝臓・胆嚢・すい臓
・対象となる病気:肝炎、肝臓がん、胆石など
・費用目安:5000~6000円

肝臓や腎臓などの臓器の状態を検査。とくに症状の出にくい胆石や肝臓がんの早期発見に有効だ。すい臓や膀胱など幅広く臓器をチェックできるのもこの検査の特徴。あわせて確認して欲しい。

○飲酒量の多い人ほど早めに超音波検査を
肝臓の状態は、基礎健診でのγ-GTPの数値に注意。この数値は肝臓障害によって左右されるので、飲酒習慣のある人や異常があった場合は、超音波検査などさらに詳しい検査を受けたい。

●喀痰細胞診:肺
・対象となる病気:肺がん、肺炎など
・費用目安:3000~4000円

痰に混じった細胞からがん細胞の有無を調べる。30代で一度は受けておきたい肺がん診断のひとつ。

●超音波検査(胸部):心臓
・対象となる病気:心筋症、心筋梗塞、大動脈瘤など
・費用目安:8000~1万円

心臓の形状や働きに異常がないかチェック。心筋梗塞などの突発性のリスクをフォローしておく。

●女性健診 30代でも女性は子宮+乳がんに注意
女性は30代からすでにがん年齢に突入している。子宮や乳房に関する検査は必ずチェックしておきたい。子宮頸部細胞診と乳腺のX線撮影、そして経膣・乳房の超音波検査の3つの検査は、40代以降も定期的にチェックしておきたい。また、40代以降は子宮体部(内膜)細胞診も含めて検査し、子宮がんや乳がんの早期発見を心がけたい。

30代編まとめ

30代は生活習慣病に備えた検査を軸に、消化器系のがんに対するリスクもフォローするのが基本。基礎健診を自費で受診する場合、費用はおよそ4万円以上。検査項目が増える40代以降の人間ドックと比べればこの金額はまだまだ低め。定期的に受診したい。

費用概算(最低)

基礎健診:9000円
X線検査(上部消化管):15000円
超音波検査(腹部):5000円
喀痰細胞診:3000円
超音波検査(胸部):8000円

合計:4万円~

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