血液検査 検査結果の見方がわかれば、生活習慣病は予防できる

血液検査:生活習慣病リスクを示す重要な数値が満載

血液検査は生活習慣病リスクの目安となる項目が多い。注意したいのが肥満や食べ過ぎを示すGPT、運動量の目安となるHDLコレステロール、飲酒やストレスに影響されるγ-GTPの3種だ。

●SPEC;検査時間:1~2週間、対象部位:全身、対象となる病気:生活習慣病など

●価格:1000~5千円

最も重視すべきはこの3つ

①GPT(ALT)>>肥満
②HDLコレステロール>>運動不足
③γ-GTP>>ストレス

血液検査の各項目の見方

・TP(総蛋白)、Alb(アルブミン):全身の栄養状態、健康状態がわかる
・GOT(AST)、GPT(ALT):肝臓などの組織が壊れると高値
・γ-GTP:肝臓、胆道などに障害があると高値
・ALP(アルカリホスファターゼ):肝臓、胆道などに障害があると高値
・TCH(総コレステロール)、TG(中性脂肪):高血圧や動脈硬化の進行を反映
・HDLコレステロール:善玉コレステロール。動脈硬化の予防に必要。
・LDLコレステロール:悪玉コレステロール。動脈硬化を起こす。
・グルコース(血糖):血液中のブドウ糖。糖尿病の指標
・BUN(尿素窒素)、CRE(クレアチニン):腎臓の排泄機能が低下すると高値
・総ビリルビン:肝臓・胆嚢・胆管に障害があると高値
・UA(尿酸):増加すると尿酸結晶によって痛風を起こす
・アミラーゼ:膵炎、流行性耳下膵炎などで高値
・カルシウム:筋肉や神経の興奮性、内分泌の働きを調節

血圧:必ずセルフチェックを

高血圧は心疾患リスクに影響

高血圧は心不全の他、死亡リスクの高い心筋梗塞など、心疾患全般に関わる危険因子。糖尿病のほか、肥満や喫煙など、ほかの危険因子と合わせて予防管理をしておこう。

メタボ:基準の把握が重要

メタボは数字で把握管理できる

メタボとは内臓脂肪の蓄積を基盤に、動脈硬化の危険因子を複数持っている状態のこと。動脈硬化は脳卒中につながる重大な危険因子。

メタボリックシンドロームの診断基準

①内臓脂肪の蓄積(腹部肥満)
おへその高さの腹囲。男性85cm以上、女性90cm以上。(腹部CTによる内臓脂肪面積100c㎡以上に相当)

②脂質代謝異常
中性脂肪150mg/dl以上、HDLコレステロール40mg/dl未満の一方または両方

③高血圧
収縮期血圧130mmHg以上、拡張期血圧85mmHg以上の一方または両方

④高血糖
空腹時血糖値110mg/dl以上

がん:検査項目に要注意

健診にある主要ながん検査

●ピロリ菌検査:胃がん
●便潜血:大腸がん
●胸部X線:肺がんなど

○胃がん、肺がん、大腸がんといった罹患リスクの高いがんをフォローしている
定期検診は生活習慣病リスクを中心とした検査項目が中心だが、がんリスクをフォローしている検査もある。胸部X線(胸部レントゲン)は肺炎や気管支炎だけでなく肺がん、便潜血は大腸がん、ピロリ菌検査は胃がんのスクリーニングに有効とされている。この3つの検査判定は特に気を付けたい。

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